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の編著による『SDGs時代の評価-価値を引き出し、変容を促す営み』が4月19日に発刊しました。本書籍の執筆には、CSOネットワークの常務理事 今田克司も協力しました。本書籍の詳細はCSOネットワークの評価/社会的インパクト・マネジメント関連事業については、こちらのページをご参照ください。
『SDGs時代の評価-価値を引き出し、変容を促す営み』(2022年4月15日、筑波書房)
紹介
本書では、「SDGs時代の評価─価値を引き出し、変容を促す営み」と題して、筆者らのミクロ実践からマクロ政策までの幅広い知見のもとで、SDGs時代の評価に関わる考察が行われてきた。各章のキーワードは、『SDGs時代における評価概念のシフト』、『評価における社会変容と個人変容の連動』、『国際協力の協働パートナーシップ』、『通域的な学び』、『発展的評価』、『ブルーマーブル評価』であった。そして、これらの論考には、価値をめぐる協働と学びの取り組みがあり、価値の問い直し、価値の意味づけ、価値の共創の取り組みへの主体的なコミットメントが見られる。
目次
はじめに SDGs時代の評価を考える
第1章 価値を引き出す評価とそのしくみ
第2節 国際開発における評価の歴史
第3節 多様化する開発評価
第4節 SDGs評価の本質
第5節 価値を引き出すしくみとしての協働型プログラム評価
第6節 おわりに:協働による学びの一環としての評価
BOX ホールコミュニティアプローチで取り組む “ESDプログラム評価”
第2章 持続可能性における評価:協働と学びをつなげる評価のしくみ
第1節 はじめに
第2節 「国連・ESDの10年」の知見:“社会変容と個人変容の連動性” を高める
第3節 持続可能性における評価のあり方:ESDに関連する評価議論に基づいて
第4節 環境省・協働取組事業と評価の取り組み
第5節 協働と学びをつなげ、評価活動を支える中間支援機能
第6節 おわりに:“社会変容と個人変容の連動性” を高める評価の営みの拡充にむけて
BOX SDGsに求められる “変革を起こす評価”
第3章 日本の対アフリカ協力事業の評価:協働パートナーシップの可能性
第1節 はじめに
第2節 SDGs下のアフリカと日本の関係
第3節 国際協力パートナーシップのガバナンスと評価:分析フレームワークの提案
第4節 日本の対アフリカ協力事業のガバナンスと評価
第5節 日本の対アフリカ協力の課題と協働パートナーシップの可能性
第6節 おわりに…… 81
BOX 1 JICA南アフリカ理数科教育支援プロジェクトの協働評価[長尾 眞文]
BOX 2 国際協働プロジェクトの外部専門家による評価
BOX 3 国際協働事業創出のための協働評価
第4章 通域的な学び:異なる風土にある主体が学び合う方法論の提案
第1節 はじめに
第2節 「SDGs時代」とはどのような時代なのか?
第3節 「文脈に応じた創造的なアプローチ」の実践のために
第4節 通域的な学びの提案
第5節 通域的な学びの実践
第6節 通域的な学びの内容
第7節 おわりに:通域的な学びの効果に関する考察
BOX ものかたり:アートスペースと地域の関わり
第5章 発展的評価を日本の文脈で考える
はじめに
第1節 発展的評価の守備範囲
第2節 アカウンタビリティと発展的評価
第3節 アダプティブ・マネジメントと発展的評価
第4節 パンデミックの文脈における発展的評価
第5節 発展的評価は発展し続ける
第6節 多様な文化的文脈の中で解釈される発展的評価
第7節 日本の文脈で解釈される発展的評価
第8節 プレモーテム
おわりに
第5章 発展的評価を日本の文脈で考える
第6章 グローバル課題の解決における評価の役割:ブルーマーブル評価の前提と基本
第1節 はじめに
第2節 プリンシプルとは?
第3節 プリンシプルを感受概念として活用する
第4節 DEにおける評価者の役割
第5節 評価的思考
第6節 ブルーマーブル評価
第7節 おわりに
BOX ブルーマーブル評価のビジョンとブルーマーブル・ジャパンへの期待
おわりに