皆さん、こんにちは。サステナビリティコミュニケーターの梁井です。
CSOネットワークでは、本日、ハンドブック「課題解決からはじめよう サステナブル経営」を発刊しました。今回発刊したハンドブックでは、中⼩企業が現在抱えている課題に焦点をあて、その背景にある環境、社会、地域の課題に⽬を向けることで、企業に求められているサステナブル経営について考え、実践につなげるためのナビゲーションを提供しています。
本ハンドブックは、これまでCSOネットワークが持続可能な社会の実現に向けて取り組んできた、企業の責任あるサプライチェーン推進や人権尊重に関する活動や、自治体や住民とともに取り組んできた持続可能な地域づくりに関する活動からの学びや実績、そして、2019年度より開始している地域に密着した中小企業の持続可能性向上支援の活動において、様々な中小企業の経営者や従業員の方々、中小企業を取り巻くステークホルダーとの対話からの気づきなどを参考に制作しました。
サステナビリティを経営に実装し、サステナブル経営を推進するには、どのようなアプローチがあり得るのか、多くの中小企業が抱える課題に対する解決の道のりをサステナビリティの観点から紐解くと、どのようなポイントが見えてくるのだろうか、CSOネットワークならではの視点を盛り込みつつ、試行錯誤を繰り返し、ハンドブックにまとめました。
今回、ハンドブックで取りあげた課題、そして課題解決への道のりは、ほんの1例であり、それぞれの組織が抱える課題やその解決策はもっと複雑なものであるかもしれません。本ハンドブックを参考にしていただくことで、それぞれの組織の中でサステナブル経営に関するコミュニケーションを行うきっかけが生まれ、組織・企業のサステナブル経営が推進されることとともに、それが地域社会の持続可能性の向上にもつながっていくことを願っています。