- 地域:神奈川県横浜市
- 所属・肩書き:一般社団法人ソーシャルコーディネートかながわ
- 専門性:NPOの組織運営、ファンドレイジング、プロジェクトマネジメント・評価
東京生まれ、横浜市在住。大学卒業後に日本のODA(円借款)実施機関で勤務。退職後2006年より神奈川で市民活動を支える中間支援団体の活動に専従。NPOの運営相談や研修企画、情報発信、季刊誌の編集、インターンシップ゚事業の企画運営、NPOに関する各種調査などに携わる。2012年よりソーシャルコーディネートかながわの活動に参加。市民活動・非営利活動の運営や連携協働のアドバイザーを務める。日本評価学会認定評価士。
評価については、前職でDAC5項目に基づくログフレームを使用したODA案件の事前・事後評価に多数従事。市民活動との関わりでは、NPOと行政の協働事業評価に携わった経験がある。
<ひとこと>
研修プログラムで扱われた発展的評価(developmental evaluation)は、支援者や社会への説明責任よりも、評価のプロセスを通じて、活動やそこに関わる人たちの学びや変化を見つける(生み出す)ことを志向しています。そのため、伴走する相手への態度や姿勢といった評価支援者としての「あり方」「かかわり方」が重視されます。
発展的評価の考え方は曖昧で奥深く、理解するにはまだまだ時間がかかりそう(いや永遠にしないかも)ですが、最初に枠を作らず、事業活動のプロセスのなかで試行錯誤しながら状況に適応していくアプローチは、小さな実践を繰り返して前へ進もうとする非営利活動のスタイルと親和性があり、共感が持てます。
地域の非営利活動では一般に事業評価はあまり行われていませんが、これから事業評価にちょっとでも興味をもち、使ってみようかなと考える団体が増えることを期待して、「評価」が地域の活動に役立つものとなるよう、さらに探求・実践の場を求めていきたいと思います。
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