【セミナー】~開発の視点からみた「企業と人権」を巡る最近の動向~(国際開発学会社会連携委員会主催、CSOネットワーク協力)

07.17


 

ここ数年、「ビジネスと人権」に関する議論や活動が活発化しています。

2011年に国連人権理事会は、ハーバード大学ジョン・ラギー氏がとりまとめた
「国連ビジネスと人権に関する指導原則(以下指導原則)」を採択しました。

しかしながら、主に途上国において企業活動による人権状況は
改善に向かうどころか、人権侵害は後を絶ちません。
国連人権理事会では、人権尊重に関して企業に対して
法的拘束力を持った文書の検討をするための作業部会設置を決定しました。

また 6月にドイツで開催されたG7の首脳宣言にも
議長国ドイツのリーダーシップのもと「責任あるサプライチェーン」が盛り込まれ、
指導原則への強い支持が表明されました。

日本では、来年の伊勢志摩サミットの議長国として、
また2020年の東京オリンピック・パラリンピック実施にあたり
責任ある調達に取り組む事が求められています。

しかしながら、日本では、一部の多国籍企業を除き、
政府、研究者、市民社会など企業のステークホルダーの議論、
関心や取り組みはまだまだ限定的です。

国際開発学会社会連携委員会では、
このテーマを取り上げ、学会として開発の視点から議論を行いたいと思います。

日時: 2015年8月13日(木)18:30 – 21:00

場所: 千代田区立日比谷図書館4階小ホール

千代田区日比谷公園1番4号(旧・都立日比谷図書館)
http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

■事前申し込み不要、参加費無料

主催: 国際開発学会社会連携委員会
協力: 一般財団法人CSOネットワーク

 

【プログラム】

◆ 主催者挨拶黒田かをり 社会連携委員会副委員長、CSOネットワーク事務局長

◆「ビジネスと人権」と開発課題について(75分)

 

発題1:開発視点から見る「ビジネスと人権」を巡る内外の動向について(仮題)
山田美和氏 JETROアジア経済研究所 新領域研究センター 法・制度研究グループ長

発題2: ビジネスと人権:FPIC (Free, Prior and Informed Consent)の重要性
高橋宗瑠氏 人権ビジネス情報研究所 日本代表

発題3:「外国人技能実習制度」と責任あるサプライチェーン・マネジメント(仮題)
和田征樹氏 株式会社エナジェティックグリーン共同代表

◆休憩:(10分)

◆パネル・ディスカッションと会場との質疑応答(50分)

パネリスト:上記発題者3名

モデレーター:
佐藤寛 国際開発学会理事、国際開発学会社会連携委員会委員、
JETROアジア経済研究所 研究企画部上席主任調査研究員

閉会のご挨拶 大橋正明 国際開発学会社会連携委員会委員長 聖心女子大学 教授

 

※下記、当セミナー地図・概略をPDFにてご覧いただけます。
チラシ(PDF) JASID社会連携委員会主催セミナー2015年8月13日開催

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