東日本大震災とそれに伴う原発事故は、日本社会のありかたについて私たちに再考を促しました。一方で、震災以前から、環境や生態系や人々の暮らしを守るための持続可能な地域づくりの取り組みは日本各地で行われています。それらの地域の中には、地域資源の活用や、第一次産業の経済的自立、都市住民との交流等を積極的に図り、外部資源や資金に依存しない「内発的発展」を遂げている地域が数多くあります。
本シンポジウムでは、中山間地域で持続可能な地域づくりを率先している先進事例から学び考えるとともに、持続可能性や循環型経済、人々の満足度等に配慮して作成した「地域の力診断ツール」を提案し、地域を評価することの意味や活用の仕方について議論を行いたいと思います。
- 日時:2016年3月4日(金)18:00~21:00(開場17:40)
- 場所:ワテラスコモンホール(ワテラスコモン3階)
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地 TEL:03-5294-6300
アクセス:http://www.waterrascommon.com/access.html
(最寄り駅:東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅徒歩約2分、JR「御茶ノ水」駅徒歩約3分、東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅徒歩約2分) - 参加費:無料
- 主催:「地域の力」フォーラム
- 共催:一般財団法人CSOネットワーク
- 助成:(独)環境再生保全機構 地球環境基金
- お申し込み: 以下HPよりお申し込み下さい
https://ws.formzu.net/fgen/S70883315/ - お問い合わせ:一般財団法人CSOネットワーク
TEL: 03-3202-8188 E-mail:office@csonj.org
<プログラム>
18:00 開会の挨拶 今田克司 (一財)CSOネットワーク 代表理事
18:05 基調講演 関原剛氏(特活)かみえちご山里ファン倶楽部 専務理事
19:05 報告:地域の力診断ツールによるワークショップ
(事例:福島県二本松市東和地区、喜多方市山都地区)
・浅見彰宏氏(特活)福島県有機農業ネットワーク 事務局長、ひぐらし農園主催
・遠藤智栄氏 地域社会デザイン・ラボ代表
・菅野正寿氏 あぶくま高原 遊雲の里ファーム主宰
・長谷川雅子(一財)CSOネットワーク プログラム・オフィサー
19:35 休憩
19:50 パネル・ディスカッション
コーディネーター: 大江正章氏 コモンズ代表、ジャーナリスト
パネリスト :
・ 浅見彰宏氏(特活)福島県有機農業ネットワーク事務局長、ひぐらし農園主催
・ 遠藤智栄氏 地域社会デザイン・ラボ
・ 菅野正寿氏 あぶくま高原遊雲の里ファー
・ 関原剛氏 (特活)かみえちご山里ファン倶楽部専務理事
21:00 閉会
<基調講演講師ご紹介>
関原剛(せきはら つよし)氏
NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部専務理事。1961年新潟県糸魚川市生まれ。
1995年、新潟県上越市にJターン。植林地保全のNPO活動や杉間伐材による高付加価値家具の開発などを経て現職。山村が保持する「生存合理性」に着目し、生存を「まかない続ける」ことのできる土地の広がりを「クニ」という概念で捉えなおすことを提唱している。