オンラインシンポジウム「教育格差の広がりとポストコロナの教育-誰ひとり取り残さないためのつながりを考える-」

10.01


 

 

「誰一人取り残さない」ことを掲げたSDGsの達成を目指す歩みが進む中、コロナ禍における私たちの生活と教育環境は大きな変化に直面しています。子ども・若者は休講・分散登校、課外活動の縮小等の制約を受け、またICTを活用した学習への対応も求められています。家庭の経済状況や人々の関係性も感染症拡大によって、大きな影響を受けています。

世界を襲った社会的危機によって教育格差はますます拡大していっているといえるでしょう。こうした状況の中、私たちはどのように一人ひとりに寄り添い、学び合い支え合う関係性を再構築できるでしょうか。

本フォーラムではどのように格差を乗り越え、質の高い教育をすべての人々と分かち合えるか、ポストコロナ社会における「公正な教育」「教師の能力開発」「ICTの活用」「新たなパートナーシップの構築」をテーマとして、考えていきます。

教育・学校関係者の方はもちろんのこと、行政や市民社会、生徒・学生の方々をはじめとした幅広い立場の方との対話の場となることを願っています。多くの方のご参加をお待ちしています。

(本シンポジウムのチラシはこちら

開催日時

2021年10月30日(土)13時~18時

(プレカンファレンス:2021年10月28日(木)16時30分~18時30分)

開催方法

ZOOMを利用したオンラインセミナー形式

(お申し込みいただいた方に参加用のZOOMリンクをお送りいたします)

プログラム

オープニング   13:00~13:20

市川享子氏(東海大学 健康学部 講師、日本サービス・ラーニング・ネットワーク代表)

クリスチャン・エッヒェル氏(コンラート・アデナウアー財団 アジア地域プログラム政治対話ディレクター)

シンポジウム  13:20-15:30

基調講演

阿部 彩 氏(東京都立大学 人文社会学部 教授、子ども・若者貧困研究センターセンター長)

「格差社会とコロナ禍の子どもたち」

パネリスト

澤田 稔 氏(上智大学 総合人間科学部 教授)

「社会的に公正な学校教育を構想する」

永瀬 徹 氏 (神奈川県立平塚農商高等学校 教諭)

「地域が学び場 地域の課題解決に挑戦 〜平農商高校マーケティング部の実戦から〜」

鈴木 平 氏(特定非営利活動法人 TEDIC 代表理事)

「子どもの包括的支援とその課題~宮城・石巻での実践から考える」

モデレーター: 市川享子氏(東海大学 健康学部 講師)

セッション1:セッション2 *二つのセッションが並行して行われます。15:45-17:25

セッション1: 教師の能力開発:SDGsのための教育とICTの活用  

本セッションでは、ポストコロナの社会における教師の役割について、教師、教育委員会、社会教育の3つの立場から、以下の点を中心に、登壇者や参加者とともに考えていきます。

① SDGsのための、教師、教育委員会、社会教育の役割  ②新学習指導要領やGIGAの学校構想を実現する上で「教師」の資質・力量向上について

登壇者

松倉 紗野香 氏 (埼玉県立伊奈学園中学校 教諭)

茂木 智弘 氏(新潟市教育委員会 学校支援課 副参事・指導主事)

中村 絵乃 氏 (認定特定非営利活動法人 開発教育協会(DEAR)事務局長)

モデレーター:松倉 紗野香氏(埼玉県立伊奈学園中学校 教諭)

セッション2:“公正な社会”を目指す教育の模索〜市民と地域の実践から〜

 包摂的で公正な社会を実現するためには、多様性と人権を尊重した教育が必要です。近年増えつつある外国にルーツのある子ども達や、発達障害、LGBTQなど多様な子ども達に対して、市民社会による様々な取り組みが行われています。本セッションでは、多様性や人権を尊重する上での市民社会の重要性を確認した上で、 現場で活躍するNPOや地域組織の事例から、インクルーシブな教育の現在地を確認し、その課題と展望について議論します。

登壇者

田中宝紀氏( 青少年自立援助センター定住外国人支援事業部責任者)

小柴徳明氏(黒部市社会福祉協議会総務課経営戦略係係長)

古谷由紀子(一般財団法人CSOネットワーク代表理事)

講評:澤田稔氏(上智大学 総合人間科学部 教授)

モデレーター:長谷川雅子(一般財団法人CSOネットワーク事務局長・理事)

クロージング 17:35~18:00

シンポジウム、セッション1,2の学びを登壇者や参加者とともに振り返ります。

申し込み方法

こちらのフォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。

QRコード:

 

 

 

 

*開催前日に参加用のZOOMのリンクをメールにてご連絡させていただきます。

*定員に達し次第、申し込み受付を終了させていただきます。

参加費

無料

定員

100名程度

言語

日本語(開会挨拶の一部のみ英語、通訳あり)

主催

東海大学 健康学部 市川享子研究室

コンラート・アデナウアー財団(Konrad Adenauer Foundation)

一般財団法人CSOネットワーク

お問い合わせ

一般財団法人CSOネットワーク 担当:長谷川

メールアドレス: office★csonj.org (★を@に変えてください)

*新型コロナウィルス感染予防のため、テレワークを実施しています。お問い合わせはメールにてお願い致します。

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