第3回 コミュニティー・インディケーターズ・フォーラム「目標・指標を活用した参加型の地域づくり」〜CICインパクト・サミット報告会 in 2022〜

12.24


地域の現状を直感的に把握したり取り組みの成果を経年で測ったりするのに有効な地域指標は、地域の人々にとって地域に関わるはじめの一歩になり得るものです。データ活用が普及拡大しその重要性も増していく中で、地域やコミュニティにとって必要とされる指標とはどのようなものなのでしょう。それは誰によってつくられ、どのように活用されれば地域の持続可能性を高めることにつながるのでしょうか。

SDGsの普及も相まって注目を集める地域指標について、この分野では先進的とされる米国の事例や富山県黒部市や静岡など日本の参加型の地域指標の取り組みから、今後の方向性や具体的なアクションについて議論を深めていければ幸いです。ご関心のある方のご参加を心よりお待ちしております。

本セミナーのチラシはこちら

主催: 一般財団法人CSOネットワーク、CI-Lab(シーアイ・ラボ)

共催: 社会福祉法人 黒部市社会福祉協議会

後援: しずおかSDGsネットワーク

協力:一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC)

助成: 国際交流基金日米センター(CGP)

日程

2022年1月28日(金) 午後3:00-5:00

開催方法

ZOOMによるオンライン開催

(事前に、ご登録いただいたメールアドレス宛にZOOMのリンクをお送りいたします)

参加費

無料

定員

100名(要 事前申し込み)

プログラム

趣旨説明 (長谷川 雅子)

セッション1:私たちのことを決めているのは誰なのか

報告①「ミネソタ州におけるリーダー層の調査と考察」(鴨志田 真紀)

報告②「「データにもとづく意思決定」は「公正にもとづく意思決定」か」(岡島 克樹氏)

解説(鎌倉 幸子氏)

報告③ 日本の取り組み 「5 goals for 黒部」 (小柴 徳明氏)

Q&A、パネルディスカッション

セッション2:地域や社会を知るための指標と必要な人に届くための指標

報告④「幸福度指標とコミュニティのウェルビーイング 」(土屋 一歩氏)

報告⑤「データを使った公正な災害支援」(小林 翔)

解説:日本のデータ活用状況(下山 紗代子氏)

報告⑥ 日本の取り組み「まあるい静岡」(木下 聡氏)

Q&A、パネルディスカッション

登壇者プロフィール

岡島 克樹氏  大阪大谷大学人間社会学部 教授、国際子ども権利センター(C-Rights)副代表理事、関西NGO協議会 理事

専門は開発学(フィールドはカンボジア)で人権基盤型アプローチや,地方分権と住民参加の関係について研究。著書は『SDGsと人権 Q&A: 地域・学校・企業から考える』(共編著,2021年)ほか。

小柴 徳明氏  社会福祉法人黒部市社会福祉協議会 総務課課長補佐 経営戦略係

中京大学体育学部卒業後、保健体育非常勤講師。2003年黒部市社会福祉協議会に入社。2015年に新設した経営戦略係として法人の基盤強化、経営の中長期ビジョンの策定、シンクタンク事業の立ち上げなどに取り組む。地域福祉分野におけるICT利活用研究、社会参加や地域の見える化などが関心ごと。国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)でソーシャルICTシステム研究室の協力研究員も務めている。

鎌倉 幸子氏 かまくらさちこ株式会社 代表取締役/一般社団法人インパクト・マネジメント・ラボ共同代表

アメリカ・ヴァーモント州のSchool for International Trainingで異文化経営学修士。1999年~2015年、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会でカンボジア事務所、東京事務所勤務。2016年1月からかまくらさちこ株式会社代表取締役。2020年から認定NPO法人エファジャパン海外事業担当、一般社団法人インパクト・マネジメント・ラボ共同代表を兼務。

市川 享子氏  東海大学健康学部講師 日本サービス・ラーニング・ネットワーク(JSLN)代表理事

近著として『SDGsとまちづくり:持続可能な地域と学びづくり』(共著、学文社2019)、「社会における分断に抗するサービス・ラーニングの評価」『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要 Vol.35』(2020)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士後期課程修了。博士(学術)

土屋 一歩氏 特定非営利活動法人日本NPOセンター 調査・国際チーム リーダー

米国コロンビア大学教育大学院を修了後(Ed.D教育博士)、NPO支援組織や大学の研究プロジェクト等に従事。2009年に日本NPOセンターに入職。米国のITプログラムや米国企業の日本向け助成金の仲介、助成事業の団体支援を行う。2016年に国際部門の立ち上げに関わり、英文発信や外資系企業へのNPOに関する調査、NPOの事業評価の伴走支援等に携わっている。

木下 聡氏 しずおかSDGsネットワーク代表理事

一般企業の営業職、青年海外協力隊(モンゴル環境教育)、AAR Japan難民を助ける会(ミャンマー、企業連携担当)を経て、2018年からフリーランスファンドレイザーとして、静岡市を拠点にSDGsの勉強会や普及活動、NPOのサポートなどを実施。2021年4月からはSDGsの活動を続けながら、静岡市内のあさはた緑地公園の指定管理業務に従事。

下山 紗代子氏 一般社団法人リンクデータ代表理事

デジタル庁データスペシャリストや総務省地域情報化アドバイザーとして国や自治体におけるデータ活用の支援を行っている。 インフォ・ラウンジ株式会社取締役等、民間企業におけるデータ活用ビジネスにも携わる。 Code for Japanフェロー、Code for YOKOHAMA副代表等、シビックテックにおいても幅広く活動。

高瀬 裕子氏 GEOC、環境パートナーシップ会議(EPO)
青年海外協力隊(環境教育/ソロモン諸島)、組織コンサルティング企業の営業職を経て、現職では環境省の「地域循環共生圏構築事業」に事務局として携わり地域における協働取組の実践支援を行う。現役大学生。
鴨志田 真紀 一般財団法人CSOネットワーク インターン

早稲田大学文化構想学部文芸ジャーナリズム論系卒業。卒業後、旅行会社にてアジア地域のツアー企画、営業、添乗業務等に従事。CSOネットワークでは主に団体広報や地域支援業務に携わる。

小林 翔  一般財団法人CSOネットワーク インターン

慶應義塾大学法学部政治学科3年。大学入学後、模擬国連会議全米大会日本代表団派遣事業(全米団)に入団し、気候変動対策等について議論。2021年8月より、CSOネットワークにて、公契約条例に関する調査やCIC インパクトサミットなどを担当。

長谷川 雅子  一般財団法人CSOネットワーク 事務局長・理事

地域の持続可能性に関わる中で、地域目標・指標を活用した参加型の地域づくりに取り組んでいる。横浜市役所、(公社)アジア協会アジア友の会等を経て、2010年CSOネットワーク入職、2019年10月より現職。地域主体の持続可能な社会づくり事業、持続可能な公共調達に関する調査、民間企業の開発支援資金に関する調査等に携わる。横浜市立大学非常勤講師。大阪大学国際公共政策研究科博士課程修了(国際公共政策博士)

 

コミュニケーターズ・インディケーターズ・フォーラムについて

本フォーラムでは、北米を中心に指標を活用したコミュニティづくりを推進している“Community Indicators Consortium:CIC” の年次大会インパクト・サミットにて報告された、指標を活用した海外の興味深い取り組みを、昨年に引き続き紹介させていただきます。

これまでの取り組みについてはこちらのページをご参照ください。

CSOネットワークのYouTubeチャンネルでも第1回・第2回のフォーラムの様子を公開しています。

お申込み先

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本セミナーについてのお問合せ先

一般財団法人CSOネットワーク(担当:長谷川)

E-mail: office@csonj.org

※リモートワークを実施中のため、お問合せはメールにてお願い致します。

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