国内外において、社会課題は山積し、複雑化する一方です。課題解決や新しい価値の創造のために、行政・企業・NPOなどがセクターの枠を越え、より良い社会の実現に向けて取り組みを進めています。この動きのひとつとして、事業・活動の成果として得られる社会的インパクトを、「社会的インパクト・マネジメント」という共通の枠組みを用いて大きくする動きが始まっています。
2018年10月に社会的インパクト評価イニシアチブ(SIMI)が「社会的インパクト・マネジメント・ガイドライン」を発表しました。このガイドラインでは事業のステージを大きく4つに分け、それぞれのステージにおいて社会的インパクトを生み出すことを意図した活動を組み込んでいくことと、それを下支えする組織文化・ガバナンス体制をつくっていくことで、より大きな「社会的インパクト」へつながることを提示しています。
本研修では、社会的インパクト・マネジメント・ガイドラインに基づき、事業の各ステージ、特にその第一ステージである「計画」段階において事業者が実施するべきプロセスを紹介し、より効果的な事業運営・展開について理解を深めていきます。現場で活用できるツールやフレームを学ぶことで、団体の本部・スタッフだけでなく、事業の対象者やステークホルダー、そして資金提供者とも円滑にコミュニケーションを図り、共にインパクトを創出することができるようになっていきます。
■日時(2日間)
Day1:2019年3月13日(水)10:00〜18:00(9:45受付開始)
Day2:2019年3月14日(木)10:00〜18:00(9:45受付開始)
■セミナー概要
Day1
・社会的インパクト・マネジメントとは
・インパクト・マネジメント4つのステージの概略
・インパクト・マネジメント・サイクルを効果的に回す「組織文化・ガバナンス」
・ステージ1.計画- (1)情報収集・リサーチ:現状を把握する
・ステージ1.計画- (2)課題の特定と目的設定:課題を取り巻くシステムを理解する
・ステージ1.計画- (3)計画策定:システムへの介入策を考える
・ツール演習
Day2
・Day1の振り返り
・ステージ1.計画- ロジックモデルとモニタリング計画
・ステージ2.実行- 事業の実施とモニタリング
・ステージ3.効果の把握- 社会的インパクトの検証
・ステージ4.報告・発信-ステークホルダー・コミュニケーション
・ツール演習
※プログラムの内容は一部変更となる場合がございます。
■会場(予定/2日間):早稲田奉仕園 101号室
*写真の建物を入って、すぐ左側の部屋です。
・住所:新宿区西早稲田2-3-18
・アクセス:東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩7分
■対象者:主に社会的事業や公益活動に取り組む事業者や支援者
(マネジメント支援者や中間支援団体、評価者、資金提供者など)
■定員:20名
(最小施行人数:8名)
■参加費:12,000円(2日間 *1日のみの参加でも同額です)
*本研修は、日本ファンドレイジング協会の認定・准認定ファンドレイザーの受験資格、資格更新に必要な選択研修のポイントを【14ポイント】取得可能です。(2日間の受講必須)
https://peatix.com/event/598421/