編集・発行:一般財団法人CSOネットワーク、2013年4月1日
東日本大震災・原発事故は、私たちにこれまでの経済成長や暮らしの在り方を根本から問いただす契機となった。福島原発事故と、約50年前に熊本県水俣市、そして新潟県阿賀野川流域で発生した水俣病の共通点を考えたいという思いが、本冊子の出発点のひとつとなった。
今こそ農林漁業の果たす価値を見直し、地域資源を生かした各地の地域づくりの実践に光をあてることが大切ではないだろうか。地域の力と市民・企業・研究者の間に育まれつつある関係性に、新しい時代の希望を感じる。
(本冊子「はじめに」より抜粋)
目次
はじめに | 黒田かをり |
新潟水俣病と福島原発事故から学ぶこと ~自然・人間・地域と共生した持続可能な農業と地域社会の再生に向けて~ |
野中昌法 |
「ふくしまの奇跡」からみるいのちを支える農と食 | 中島紀一 |
「いま何のために測定するのか?」 | 海老沢誠 |
農の力と市民の力による持続可能な共生の時代へ~それでも希望の種を捲く~ | 菅野正寿 |
水俣が問いかけるもの~新潟からの伝言~ | 高野秀男 |
水俣からフクシマへ | 遠藤邦夫 |
水俣で生きる | 高倉草児 |
生物多様性から考える地域づくり | 今井麻希子 |
自然循環の共生社会をつくる道すじ~自然資本に基づく多様性経済へ~ | 古沢広祐 |
耕す市民の力―あとがきに代えて | 大江正章 |
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