【2012年8月1日 ブリュッセル(ベルギー)発】ミレニアム開発目標(MDGs)が期限を迎える2015年以降の開発アジェンダに関するキャンペーン「Beyond 2015」は、「ポスト2015年開発アジェンダへの提言を行うハイレベルパネル(以下、ハイレベルパネル)」が2012年7月31日に潘基文国連事務総長によって公表されたことを受けて、翌8月1日に声明文を発表した。
声明文は、ハイレベルパネルの設置そのものや若干名の市民社会代表が同パネルに名を連ねたことを歓迎する一方で、政府関係者が6割以上を占めるメンバー構成や、今後の国際開発の議論に対して貧困下に生きる人々の声を反映させることの重要性への認識が乏しいことなどを懸念点として挙げている。
その上で、このような課題がありながらも、Beyond 2015は、未来の世代にも影響を及ぼすこの重要な議論について同パネルと継続して協働する用意があり、公平で持続可能な社会のために奮闘するすべての人々と協力して人々のための提言を描くことを同パネルに強く求める、と声明文を結んでいる。
▼声明文全文(日本語)はこちら
「ポスト2015年開発アジェンダへの提言を行うハイレベルパネル」に対するBeyond 2015の声明
http://www.csonj.org/mdgsnews/beyond-2015-press-release-on-high-level-panel-announcement-ful
▼声明文全文(英語)はこちら
Beyond 2015 press release on High-level Panel announcement
http://www.beyond2015.org/news/beyond-2015-press-release-high-level-panel-announcement
出典:Beyond 2015
原題:Beyond 2015 press release on High-level Panel announcement
URL:http://www.beyond2015.org/news/beyond-2015-press-release-high-level-panel-announcement