【2013年1月30日 ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)発】世界各地に300万人以上のメンバーを抱える国際的なアドボカシー・キャンペーン「ONE」は、ポスト2015年開発アジェンダに貧困層の声を届けるキャンペーン「選ぶのはあなた(You Choose)」を立ち上げた。
南アフリカ共和国、マラウイ、ザンビアでは、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を通じてキャンペーンに参加することもできる。国ごとに設定された電話番号にSMSを送ると、「政府はあなたの家族と友人の未来のために何ができるか?」という質問が送信者に返される。このメッセージに対して、「教育」「保健」「汚職」など、送信者にとって関心が高い事柄を返信することで声を伝えるというしくみだ。ラジオでのスポット広告も行われており、広告を聞いたリスナーは無料でキャンペーンに参加できる。
多くのアフリカの著名人がこのキャンペーンに賛同している。賛同人の1人でグラミー賞を受賞したジャズ・ミュージシャンのヒュー・マセケラ(Hugh Masekela)氏は、「この問題を会議室の専門家だけに任せるわけにはいかない。アフリカをもっともよく理解しているのはアフリカ人だ。あなたの声が変化を生み出す。声を上げよう」とキャンペーンへの参加を呼びかけている。
寄せられた人々の声は、2013年3月24〜27日にバリ(インドネシア)で開催される第四回ハイレベルパネル会議に届けられる。なお、このキャンペーンは同様の投票キャンペーン「My World」と連携して行われている。
▼選ぶのはあなた(You Choose)キャンペーンへの参加はこちら
http://www.one.org/c/international/actnow/4585/
▼ヒュー・マセケラ氏による新聞「Mail & Guardian」への寄稿はこちら
Masekela: Ask the poor what they really need
http://mg.co.za/article/2013-02-15-00-masekela-ask-the-poor-what-they-really-need
出典:One
原題:New initiative from The ONE Campaign aims to bring African voices to the table as nations consider post-2015 development goals
URL:http://www.one.org/c/international/pressrelease/4588/