【2012年9月25日 東京発】日本政府は、9月25日にニューヨークにて、第67回国連総会のサイドイベント「ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネルとの公開対話(Open dialog with the High-level Panel on the Post-2015 Development Agenda)」を開催した。同イベントには、菅直人前総理を含むハイレベルパネルのメンバーや各国政府、国際機関、市民社会関係者などがパネリストに名を連ね、500人以上が参加した(外務省発表)。同イベントの議長は、玄葉光一郎外務大臣が務めた。
ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁およびアミーナ・モハメッド ポスト2015年開発計画事務総長特別顧問による開会挨拶に続いて、市民社会、研究機関、民間財団、若者の各代表者が、ポストMDGsに期待する内容を共有。続いて、ハイレベルパネルのメンバーが、ポストMDGs策定に当たって重視する点や、貢献していく上での意気込みを表明した。
また、玄葉外務大臣からは日本政府が主導して立ち上げた、ポストMDGsに関する非公式な政策対話枠組(ポストMDGsコンタクト・グループ)(※1)において、「簡潔で説得力のある現行MDGsの強みに立脚した枠組みを目指すべきこと」「成長、環境と持続可能性、防災など新たな課題に対処できる枠組みを目指すべきこと」「人間の安全保障、衡平性、持続可能性、強靱性といった理念が指導理念となり得ること」「幅広いパートナーシップに根ざした枠組みを策定すべきこと」などの、同グループにおける議論の概要について紹介がなされた。
外務省は本イベントについて「ハイレベルパネルと様々な関係者との間の自由な対話を促進することで,ポストMDGsの策定に向けた包摂的なプロセスの実現に貢献することができた」と評価している。
※1 2011年末以降20ヵ国程度の関心国と主要国際機関との間で、研究機関やNGO等のゲスト参加も得て実施している日本政府主導による非公式な政策対話枠組み。
▼ポストMDGsコンタクトグループ暫定議長ノート要約はこちら(英語)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/unsokai/pdfs/67_mdgs_se_gh_5.pdf (PDF)
▼ヘレン・クラークUNDP総裁の発言はこちら(英語)
http://www.undp.org/content/undp/en/home/presscenter/speeches/2012/09/25/helen-clark-towards-2015-open-dialogue-with-the-high-level-panel-on-the-post-2015-development-agenda/
▼玄葉外務大臣の発言(抜粋)はこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/unsokai/67_mdgs_se_gh_1.html
▼イベント関連資料はこちら
会議用資料
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/unsokai/pdfs/67_mdgs_se_gh_3.pdf (PDF)
プログラム
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/unsokai/pdfs/67_mdgs_se_gh_4.pdf (PDF)
出典:外務省
原題:ポストMDGsサイドイベント「ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネルとの公開対話」 評価と概要
URL:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/unsokai/67_mdgs_se_gh.html
出典:United Nations Development Programme
原題:Helen Clark: Towards 2015 - Open Dialogue with the High-level Panel on the Post-2015 Development Agenda
URL:http://www.undp.org/content/undp/en/home/presscenter/speeches/2012/09/25/helen-clark-towards-2015-open-dialogue-with-the-high-level-panel-on-the-post-2015-development-agenda/