土壌と土地の課題はもっと重要視されるべき 研究者らが提言

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【2013年11月12日 ポツダム(ドイツ)発】「ポスト2015年開発アジェンダに土壌と土地についての目標を盛り込もう」という提言が発表された。

「SDGsおよびポスト2015年開発アジェンダにおける土壌および土地(Soils and land in the SDGs and the the post-2015 development agenda)」と題するこの提言文書は、国際土週間(Global soil week)を受けて公表されたもので、同週間の事務局を担うGlobal Soil Forumの研究者らを中心に執筆された。

提言は2030年を期限と設定して、土壌劣化(degradation)、復元(restoration)、土地利用の改革(land-use change)、社会経済的な側面と貧困(socio-economic aspects and poverty)の4分野について、それぞれ具体的な目標と下位目標を示している。

執筆者らは、「土壌は水やエネルギー、食料安全保障をつなげる不可欠な構成要素として認識されるべきだ」「小規模農家たちは主に荒廃した土地を利用している。彼らの食料安全保障を達成するためには、荒廃した土地に対するアクションが必要だ」「土地の荒廃にはガバナンスによる影響も大きい。土地へのアクセスについても取り組みがなされるべきだ」などと、ポストMDGs開発アジェンダに土壌と土地の課題が重要視されるべき理由を述べている。

提言は国際土週間のホームページからダウンロードできる。

▼「Soils and land in the SDGs and the post-2015 development agenda」のダウンロードはこちら(英文)
http://globalsoilweek.org/wp-content/uploads/2013/10/Soils-and-Land-in-the-SDGs-and-the-Post-2015-Development-Agenda-A-proposal-for-a-Land-Degradation-Neutral-World-goal-and-targets.pdf

photo credit: Gates Foundation via photopin cc

出典:Global Soil Week
原題:Soils and land in the SDGs and the the post-2015 development agenda
URL:http://globalsoilweek.org/wp-content/uploads/2013/10/Soils-and-Land-in-the-SDGs-and-the-Post-2015-Development-Agenda-A-proposal-for-a-Land-Degradation-Neutral-World-goal-and-targets.pdf

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