【2013年7月1日 ニューヨーク(米国)発】国連は2013年7月1日に「ミレニアム開発目標報告書(The Millennium Development Goals Report)2013」を発表した。これは2015年までに貧困を半減することなどを約束したMDGsの進捗を示すもので、2005年以降毎年発行されている。
報告書は、飢餓や貧困、改良された水源へのアクセスを含む多くの目標が達成もしくは達成に近づいており、マラリアや結核対策を含む多くの保健関係の目標、そして初等教育に関する目標にめざましい進展があったことを示している。
一方で、飢餓、母子保健、衛生と環境など、さらなる行動が求められる分野が存在することや、国家間あるいは国内でも達成度に大きな差がある点を忘れてはならないとも伝えている。
「10年間を超えるMDGs達成に向けた取り組みを通じて、国際的な開発のための取り組みは変化を生み出せることを学んだ」「さらなる行動によって私たちはMDGsを達成し、野心的で魅力的なポスト2015年開発枠組みに向けた潮流を生み出すことができる」と潘基文事務総長は報告書の中で述べた。
▼ミレニアム開発目標報告書(The Millennium Development Goals Report)2013(英語)のダウンロードはこちら
http://www.undp.org/content/dam/undp/library/MDG/english/mdg-report-2013-english.pdf
出典:United Nations Development Programme(UNDP)
原題:The Millennium Development Goals Report 2013
URL:http://www.undp.org/content/undp/en/home/librarypage/mdg/the-millennium-development-goals-report-2013/