【2012年12月21日 ニューヨーク(米国)発】世界に広がる多くの開発課題の中であなたなら何を重視する――国連をはじめとする開発関係機関は投票キャンペーン「My World」(http://www.post2015hlp.org/” target=”_blank)を開始した。2015年以降の開発アジェンダに市民の意見を取り入るためのもので、現在は特にオンラインでの投票を呼びかけている。
投票は選択式で、既存の調査等において貧困化に生きる人々が高い優先順位をつけた16の課題の中から、自分の生活に一番影響があると感じる6個を選ぶというもの。2013年2月24日現在ですでに189ヵ国から投票が届いている。
「My World」は、2015年以降の開発枠組み、いわゆるポストMDGs開発アジェンダなどの専門的な議論になじみのうすい人々をターゲットにしており、同時に、国連と市民社会が共同で進めているより広範かつ双方向的なWEBサイト、「The World We Want 2015 」(http://www.worldwewant2015.org) へのリンクも張られている。
現在は英語のほか合計10か国語での投票が可能(日本語は含まれていない)。今後は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)や紙媒体での投票受付も予定されている。運営側はこれらの手段を通じて、貧困下に生きる人々などオンラインでの参加が難しい層からも意見を集めたいとしている。
寄せられた声は潘基文国連事務総長によって設置された「ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネル」に届けられ、今後の議論の参考とされる。
▼投票はこちらから(My Worldホームページ)
http://www.myworld2015.org
出典:United Nations Millennium Campaign
原題:The UN and partners present MY World website
URL:http://www.endpoverty2015.org/en/2012/12/21/the-un-and-partners-present-my-world-website/