2012年9月4日（火）に、CIVICUS総会の一環としてモントリオール（カナダ）にて開催された国際会議「The World We Want 2015: Defining A New Social Contract」は、「モントリオール宣言と行動計画（Montreal Declaration and Plan of Action）」を採択して閉幕した。

この会議は、CIVICUS、GCAP（Global Call to Action against Poverty)、Beyond 2015 の３つの市民社会国際ネットワークによって共催されたもの。同文書は、まず、各国政府および国際機関に対して、2015年を期限とするミレニアム開発目標（MDGs）達成という約束を果たすよう求めている。続いて、2015年移行の開発アジェンダについて、野心的な目標の設定や、貧困下に生きる人々をはじめとする市民社会の声を反映することが、「私たちの望む世界（World We Want）」実現には欠かせないなどと訴えている。

これらの各国政府や国際機関に対する要望だけではなく、同文書では、市民社会組織自身への提起もなされている。具体的には、労働組合や女性団体、当事者組織、社会運動などのさまざまな市民社会組織に対して、 世界共通の草の根キャンペーンの実施を呼びかけ、これを通じて、国連システムに対する提案や要求をまとめようというものだ。

なお、同会議の一部を収めた動画がインターネット上で公開されており、無料で視聴することができる。

▼The World We Want 2015: Defining A New Social Contractの動画はこちら（Ustream）
http://civicuspost2015.org/

▼Montreal Declaration and Plan of Actionの詳細はこちら（英語）
http://whiteband.org/en/montreal-declaration-post-2015

http://whiteband.org/sites/default/files/Montreal%20Declaration%20and%20Plan%20of%20Action.pdf （PDF）

▼当日のプログラム詳細はこちら（英語）
http://civicusassembly.org/liste/Post-2015_Event_Description.pdf （PDF）

出典：CIVICUS World Assembly
原題：CIVICUS World Assembly
URL：http://civicusassembly.org/

出典：Global Call to Action against Poverty
原題：Montreal Declaration and Plan of Action on Post-2015
URL：http://whiteband.org/en/montreal-declaration-post-2015